ERA(Endometrial Receptivity Array)検査とは?
子宮内膜には着床に適した期間(着床ウインドウ)があります。妊娠の成功には着床のタイミングと胚移植の時期を揃えることが重要です。この着床の窓は個人によって異なり、ERA検査をすることによって個々の着床の窓を特定することが可能となります。 良好胚を移植したにも関わらず、着床に至らなかった場合や、胚移植のタイミングを把握するために有効な検査となります。
検査の方法
凍結融解胚移植をするときと同様の、血液検査、超音波検査、ホルモン剤補充周期に用いる薬剤を使用します。
- エストロゲン製剤(内服薬もしくは貼り薬)を月経周期2日目から服用開始
- 月経周期12日目ごろに内膜の厚さを確認
- プロゲステロン製剤を開始して、6日目に子宮内膜組織を採取し、検査に提出
※検査結果が得られるまで2~3週間を要します。